晴航雨読

〜ヨットとラテン語と、少しだけチェロのこと〜

初めてのヨットレース 田尻マリーナ・サンセットレース

この週末、初めて「ヨットレース」というものに、クルーとして参加してきました!

ホームマリーナでもヨットレースは時々開催されているものの、とっかかりがないというか、どんな感じなのか全く知らないので、自艇を持ってから1年経ちますが、この1年はレースに参加したことがなかったのです。

ヨットレースというと、イメージ的に「懇親会」みたいなものかなと思っていたのですが、今回乗せていただいたのが教習艇ということもあってか、思いの外ガチのレースの雰囲気でちょっと意外でした。

参加艇は全部で12艇。私が乗せていただいたのは、スクール艇のY30です。Y30は新西宮ヨットハーバーのレンタル艇にシングルで乗ったことがあるのですが、割とセールも大きく、メインセールを上まで揚げきれなかった記憶があります。

艇長はA先生。クルーは青木ヨットスクールの受講生4名でした。30フィート艇なので、乗員的には余裕なのですが、コックピットの半分がヘルムスマン、左右のジブシートを一人ずつ受け持って、スキッパーはヘルムスマンの反対側とか臨機応変に。これで4人です。後は、バウ付近がナビや見張りには最適です。

よくヨットの写真で、甲板の中央辺りに並んで座っていますが、ヒールさせるためとか、積極的な理由もあると思いますが、割と居場所がないものですね。

私は、デイセーリングが基本なので、コックピットがもう少し広くてもいいような気がしますが、外洋型ヨットは、キャビンとの取り合いもあるし、コックピットがコンパクトだと、シングルでも操船しやすいので、一概に言えませんけど。

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田尻マリーナ。好天に恵まれました。ちょっと風が弱いかも

ちょっと青木ヨットさんで買い物をしたかったので、4時集合だったのですが、3時半に到着。2階の事務所に上がると、やっぱりまだ早い感じでした。

受付のYさん、いつもながら、ホスピタリティがすばらしいですね〜。お目当ては、青木校長のご著書、新刊『インナーセーリング4』とPLASTIMOのハンドコンパス iris50 のソフトケース。「インナーセーリング4」は BCC以降の講習のテキストとなるそうです。まだ、出版されたばかりなので、青木校長のサイン本でした〜。ソフトケースの方は、在庫がなく、送料が1000円かかるそうなので、ちょっとネットで見てみようかなと。

レース説明は5時からということで、微妙に時間が出来てしまったので、時間つぶしに近くの海岸に散歩にいってきました。

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田尻港のお隣、りんくうマーブルビーチ。この沖合がレースコースです

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この辺りも透明度高いですね〜。長〜い橋は関空連絡橋

散歩しながら、ふとハンドコンパスのケース、別に急いでいないというか、たぶんBCC以降の講習でしか使わないと思うので、送ってもらう必要はないかな、と思い直して、もう一度事務所に行って、今度 BCCコースを受講するときにもらえたらいいから、と取り寄せをお願いしておきました。

 

さて、そうこうしているうちに艇長会議、コース説明の時間となりました。マイクは青木校長、青木ヨットのスタッフの方、参加艇の艇長、私のようなクルー参加の人が若干名で、20人前後の会議ですが、事務所前の2階デッキで夕日を浴びつつ開かれる艇長会議の雰囲気が良い感じでした。

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事務所前の2階デッキで行われた艇長会議

ヨットレースは、参加する艇種がさまざまなので、艇種毎にレーティングというハンディのようなものが公式に定められているのですね。私の乗るY30は比較的大きな艇なので、出発時刻は最終となっています。最大で出発時刻には25分ほどのハンディがありました。

写真はコース説明図です。関空手前にある臨時標識が「B」、関空連絡橋の中央付近にある航路中央標識が「A」です。スタート・ゴールは「S」で三角形のブイだということです。

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というわけで、「わが艇」の出発までまだ30分あるので、作戦会議だそうです。え?作戦会議? 「参加することに意義がある」とかじゃなくて、ガチで勝ちに行くんですね。ちょっと意外でしたが、それはそれで面白そうです。やりましょう!

今日は、風が弱いので、セール面積の大きい Y30はその点有利です。だから、スタート順位は最後尾。25分遅れのスタートになるわけです。あと、A、Bの目標となる航路標識ですが、これをなるべく早めに発見したい。そのために、コンパス付きの海洋向け双眼鏡(フジノンWPC-XL)が用意されていました。

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タイムは事務所前の呼び鈴にタッチすることでスタート時刻、ゴール時刻となりますが、目標Sのブイからマリーナとの間は、機走してもよいということです。で、今日は風が弱いので、25分のハンディの時間を有効に活用するため、メインセールを桟橋で揚げておくことに。さらに、船首をあらかじめ出港の方向に向けておきます。30フィート艇でも、ベテランがやると、すーっと180度回転してしまうんですね〜。

こういうベテランの皆さんが普通にこなされていることって、一つひとつ勉強になります。

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出港準備よし。スタート時刻を待ちます。写真はA艇長

作業も一段落して、周囲を見渡す余裕も。7番目スタートの艇が出港していきますね。後5分で、出港時間です。

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次々と出港していく参加艇の皆さん

余談ですが、今回、初めて係留ロープを船側から解いて回収する、というのを経験しました。百聞は一見にしかずというか、座学では習ったのですが、やはり実際にやってみると、そういうことか!という感じでストンと落ちますね。

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さて、いよいよ出港です。クルー仲間のYさんが事務所前の呼び鈴を押して、走って艇まで戻ってくれました。お疲れ様〜。

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田尻港の出口。前を行く艇はまだセールアップしていませんね

前を行くのは、同時刻スタートの艇ですね。今回、初めて他の船の船名というのを意識しました。本当のレース?なら、相手の船の船種とかいろいろ頭に入っているのかも知れませんね。

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鏡のような海面です。先に出港した艇をとらえます

目標Sの三角ブイをすぎて、帆走モードに。ベタ凪で海面は鏡のようです。各艇、セールアップを終えて、様子見。

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べた凪で各艇とも帆走に苦心している様子ですね

弱い風をとらえて、何とか走り出しましたが、まだ水面を切る音はチャプチャプという感じです。大きなジブに風をはらんではいますが、張りがゆるいですね。

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弱いながらも何とか風をとらえて走ります

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精一杯セールトリムしても、まだジェノアにたるみが・・・。

こう速力が出ないと、コースが大切ですね。まだ、関空島まで2キロ以上あるので、コンパス付きの双眼鏡で目標となる標識の方位を探ります。

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最初の目標、目標Bの標識までまだ2キロくらい。双眼鏡で方位を探します

おっ、左舷側(南側)の艇の速度が上がってきましたね。海面の色が変わっているのがわかります。もうすぐあの風がこちらにも吹いてくるでしょう。ガマンガマン。

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後発の2艇が風をとらえましたね。あの風がこちらにも来るでしょう

周囲の景色がサンセットレースらしくなってきました。少し風も入ってきましたね。この辺りは、コース優先か、速度優先か、微妙なところでしょう。先行する艇は、アビーム気味で、速度をとっているのでしょう。風が出てくると、よし、という感じで速度アップしたくなりますよね〜。

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夕日に映えるヨット。海面の様子が変わってきました

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風を受け出したセール。ジェノアもピンと張っています

わが艇も、風にのって次第に速度アップしています。いつの間にか、双眼鏡を渡されてナビすることに。なかなか航路標識を見つけるのはむずかしいものですね。見つけても、船が揺れるので、方位が安定しませんが、何となく針の振れる中央値でいいのかな、と。この辺りで320度くらいだったような。ちなみに田尻港からみて目標Bの角度は315度くらいです。この日は南西の風なので、速度を上げようと思うと、若干北側にコースがふれるのでしょう。

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少しヒールしだしましたね。速力もあがってきたようです

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関空に近づいてきました。いつの間にか私が双眼鏡でナビすることに・・・

しばし快走して、関空島に近づいてきました。もう、肉眼で目標Bの標識が確認できます。往路は、この標識を時計回りにクリアします。先行グループが目標Bを回って目標Aに向かっていますね。ここで、スキッパーから目標Aの角度を測るように指示が。目標Bをクリアした後の艇の方位を確認するため、ということです。

これもなかなか見つかりませんでしたが、だいたい105度くらいだったかな。

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もうすぐ目標Bの標識。折り返しの先頭グループが見えてきました

はい、目標Bの航路標識です。時刻は18時27分でした。きれいに最短コースで回っていますね。この時点で6艇をとらえています。ここから目標Aまでは、ブロードリーチの風で、30フィート艇の大きなセールを活かして、順位アップを狙えそうです!

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目標Bをきれいに右旋回。先を行くグループをとらえましたね

ブロードリーチだとあまり風は感じませんが、セールには十分な風をはらんでいるので、それなりに速度は出ているでしょう。走りも安定して、夕景を眺める余裕もでてきました。ふり返ると、笑ってしまうような絶好のシャッターチャンス。「こちらを向ける人は向いてくださ〜い!」とパチリ。逆光ですから、シルエットだけですが、艇長のVサインが効いていますね〜。

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次は連絡橋中央あたりが目標。ブロードリーチで快走。夕日を背景にパチリ

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微妙にトリムを調整。かなりジェノア張りだしていますね

そろそろ目標Aが近づいてきました。この時点で先頭グループは3艇。この一角に割り込めるか、が勝負ですね。

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先頭グループが目標Aの標識を回っています

何だかカレンダーになりそうなシーンですね。この艇は艇長の割にセール面積が大きそうです。マストもちょっと高めか。優れたスタビリティー(復元力)を活かして、大きくヒールして疾走していきます。

一同、一瞬レース中であることを忘れて、まさにここにいるものだけが味わえる情景に引き込まれてしまいました。

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先頭をいく艇。夕日を受けて美しいですね

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思わずレース中であることを忘れそうな瞬間でした

さて、わが艇も目標Aの標識を最短コースで旋回。タイムロスはゼロです。ちょうど夕日が海に落ちた光の径を先頭グループが走って行きます。さあ、後に続きましょう!

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さて、わが艇も目標Aをクリア。時刻は18時39分。先頭の艇のヒールがすごいな

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肉眼でも目標Bの標識が見えてきた。あれ?よく見ると前に5艇いるような

よくみると前に5艇いるような・・・。スタート時刻の早めだった艇に追いついてきたということかな。目標に近づくと、艇と艇の距離がおのずと近くなってきます。スタートから抜き抜かれつしてきた参加艇と併走です。最後までがんばりましょうね〜。

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同時刻スタートだった艇と併走。いよいよ最終コーナーですね〜

目標Bの標識手前。タックしてから標識を旋回します。緊張の一瞬です。さっきタックの際にジブに挟まってしまったので、早めにコックピットに移動しなければ。そう、緊張しているのは私だけ。(笑)

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目標地点、タックしてから標識を旋回します。緊張の一瞬

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周囲に艇が少なくなってきました。いよいよ最終ランです

難なく、最終コーナーをクリア。時刻は18時53分。往路B→A所要時間が12分、復路A→Bの所要時間が14分でした。やはり、向かい風が難しかったですね〜。

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前には4艇見えますね。陸に近づくまでに少しでもタイムを稼ぎたい

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ここでヘルムスマンを交代。まだティラーに手ごたえがある。ガンバロー!

ヘルムスマンを交代して、最終ランのティラーを握ることに。最初は、少しウェザーヘルムを感じつつ操舵出来たのですが、陸が近づくにつれて、明らかに風が弱まってきました。前を行く艇との差はあまりありませんが、距離を縮めるのは難しそうです。

艇長は、目標Sのブイを越えてからの作戦を思案中。風も弱まったので、三角ブイを越えたら、この針路の速やかにセールを降ろして、機走で帰港することになりました。で、無事にセールを降ろして、着岸地点を目指します。

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無事目標Sをクリア。メインセールを降ろして仮留めします

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りんくうタウンも夜景モードに

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桟橋をめざして機走する艇長。どうもお疲れ様でした〜

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最後は溜息がでるような夕景となりました。これがレース初参加の記念品ですね

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田尻港に無事帰港。時刻は19時25分でした

田尻港への帰港は、19時25分。なので、往路田尻港→目標Bの所要時間は38分、復路目標B→田尻港の所要時間は32分でした。これはスタート時がベタ凪だった影響ですね〜。

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さあ、着岸に向かいます。無事帰港できたことに感謝。

レースタイムは、事務所前の呼び鈴をならすまで計測されます。着岸したら、またYさんが事務所前まで走ってくださることに。2回も続けて、ありがとうございます!

 

で、結果ですが、レース中に艇長に業務連絡っぽい電話が入っていたので、少し気にはなっていたのですが、何やら事故があったらしく、このレースは不成立ということになったようです。あれあれ。

お怪我とかではなさそうなので、だったら良かったのですが、詳細不明ということで、何となく尻すぼみのレースとなってしまいました。(涙)

ちなみに、わが艇の順位は4位ということでした。まあ、個人的には、もちろんレース初参加ですから、たくさん学ばせていただきましたし、よい経験となりました。

何より、クルーとして参加する、というハードルをひとつ越えられたことが、大きいですね。次のBCCコース、BBCコースは中・長距離の航行になっていくので、クルーとして皆さんと協調して動けることが、大切でしょう。

今回も、反省するところが多々ありましたが、まさにそれがクルーとして乗るという経験の大切さですね。

艇長のAさん、クルー参加のYさん、Hさん、Fさん、ご一緒させていただいてありがとうございました。また、どこかでお目にかかれるのを楽しみにしています。

 

(おまけ)

実は2日前にコロナのワクチン接種2回目を打ったので、熱はないのですが、ちょっと居眠り運転が心配になって、前日にいつものホテルアストンプラザ関西空港さんを予約しておきました。

予約プランに、ワクチン接種割引きという設定があって、なんと大浴場・朝食付き・駐車場ありで税込み4500円でした。個別空調なので、あまり感染リスクも感じません。

前日に予約したためか、シングルの予約だったのが、ツインになっていました。たぶん、シングルの方がベットが広いと思うのですが、部屋はちょっと広いのでしょうね。

また、ぜひ利用させていただきま〜す。

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青木ヨットスクール ASA BKBコース修了

宣言下ではありますが、いろいろやむを得ない事情で、週末、青木ヨットのヨットスクールに行ってまいりました。

今回は、ベーシックコースの2コマ目、BKBコースです。コースの紹介は、予習の記事で書いたので、雰囲気だけ。

梅雨ということで、くもり時々小雨という、あいにくのお天気でしたが、本降りにならなかったので、暑くないだけ良かったかも知れません。

9時半始まりなので、1日目は、だいたいいつも7時過ぎに京都を出て、講習開始ギリギリに到着する感じですね。

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ナビの到着予定時刻は9時くらいです

高速料金は3500円くらい。事故渋滞とかがあると、別ルートに切り替えて4500円くらいになる時もあります。まあ、いくつかルートがあると安心ですけどね。できれば、3千円ちょっとで行きたいものです。

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久しぶりの田尻マリーナです

やっぱりマリーナは青空が似合いますね。今日は曇天。1日目は、あまり降らない予報なので、オイルスキン(雨合羽)まではいらないでしょう。

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今回はいつもの教室が工事中で、小教室の方でした

ギリギリに到着すると、いつもの教室が工事中で、ちょっと慌てました。こういうこともあるので、もう少し余裕をもって到着しないといけません。

教室に入ると、当然、皆さんお待ちかね。皆さん、といっても、今回は、受講生2人でした。先生は、SDKコースでお世話になったU先生。一緒に受講されるのは、愛知からお越しのMさんです。ナビゲーションのコースの時は、長崎の方とご一緒だったので、青木ヨットさんのヨットスクールは、いつも遠方から来られていますね。京都だと、ギリギリ通えますが、愛知だと前日も泊まりでしょうね。どうもお疲れ様です。

 

さて、講習ですが、実習メインのコースは、だいたいは実習の説明程度。テキストは、事前に読んできているという前提ですね。大学のゼミと同じです。質問があったら、何でも教えてくれますよ〜。

 

一方、実習の方ですが、こちらも基本、「〇〇をやってみてください」から始まります。で、出来なければ、教えてくれます。そういうスタイルなので、もし出来なくても、「えーと、どうするんでしたっけ」と教えてもらいましょう。ベーシックコースで学ぶことは、すべて「出来て当たり前」のことばかりで、安全に出航して、帰港するための最低限のスキルです。

とはいえ、自分の船でも、自然に体が動くほどには、出航準備や操船になれていないので、いつも「えーと、何するんだっけ」という感じなんですよね。40年ほどキャリアのある車の運転と違って、必要な作業を流れるようにこなせるようになるには、これから少しずついろいろなことを経験して、知識とスキルを自分のものにしていくしかない、ということですね〜。まあ、それも楽しみのひとつです。

 

といっても、私の場合、もっと初歩的なところで、どんどんつまづきます。出航準備が出来たかなと思うと、先生は「これでは出航できませんね」。「あと、何でしたっけ」と私。しばし、思案して「あ、これか」とティラーがまだ雑索で固定されていました。

「では、エンジンをかけてください」。この船は船外機、使ったことはありますが、「どうするんでしたっけ」。「まず、キルスイッチをつけてください」。「ああ、キルスイッチはどこですかね」。「お尻の下にあります」。そりゃわからんやろ、という感じで、まあだいたい超初心者レベルなわけです。(笑)

それに、本当は、それ以外にも、出航前点検にはいろいろありそうですが、それは事前に先生が準備しているわけで、少しだけ作業を残してくれている、ということなんですよね。

 

2日の実習を通して、自分として、一番危なかったなと思うのは、メインセールを揚げる前に、ブームトッピングリフトを外そうとしたことですね。実際、練習艇と同じヤマハのY23で、ブームを落下させたことがあるのですが、あの時、たまたま娘が下になくて良かったなぁと、ひどく反省したのに、またやってしまいました。

こういうときも、先生はすかさずストップをかけてくれるので、まさに教習所の先生というか、初心者の行動は大きな事故につながる可能性があるので、大変だと思います。ありがとうございます。

 

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実習は関空連絡橋の真横です

実習は関空連絡橋の真横の海域で行われます。ここは関空があるおかげで、うねりも少なく、初心者の練習には最適です。

関係ありませんが、カタマラン型のヨットがどこかに帰港していきました。カタマランは、ASAのライセンスでも、1コース別枠になっているくらいで、また操船も違う感じなんでしょうね。雑誌なんかで見かけるタイプのものは、豪華ヨットの部類で、新艇だと億ション、中古艇でも5000万以上はするでしょう。ラグジュアリーなヨットです。

もともと、海外でヨットというと、60〜80フィート以上のものを連想するようで、豪華クルーザーもヨットの範疇です。そのうち、帆があるものをセーリングヨットというらしいです。

 

 

40フィート以下のクルーザータイプのヨットは、セーリングボートですね。なので、海外の友達に、「ヨットに乗っている」というと、「Wow!, amazing」とちょっと誤解されるかも知れません。(汗)

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カタマラン型のヨットが帰ってきました

さて、今回の実習のポイントは、以下のような感じでした。

  • 出航準備・離岸
  • セールアップ
  • 風位によるセールトリム
  • タックとジャイブ
  • ヒーブツーによる停船とヒーブツー離脱
  • 8の字救助法
  • 帰港・接岸
  • 後片付け

出航準備・離岸

出航準備は、最終的に、受講生だけで出航できることが求められます。教習艇は、メインセールは、ブームにつけれた状態でカバーがかけてあり、ジブは3種類(ジェノア、レギュラー、ストーム)が各々パッキングされてバウにしまってあります。「今日はどのジブにしますか」と先生。Mさんはちょっと考えて「ジェノアにします」。「じゃあそうしましょう」。え? どうしてそう思うの? といきなり私は出来ない子の気持ちに。今日は、風が弱いので、ジブも大型にということなんでしょうね。良かったぁ、聞かれなくて。

ジブは取り付けると、少しだけ、ハリヤードを引き、風をはらまないように、雑索で縛っておきます。メインも、少しだけ、ハリヤードを引いておきます。

離岸は、教習艇は桟橋頭付けなので、バックでの出航です。となりの船がほぼピッタリに停っているので、車の感覚で、ちょっと間をとろうとティラーを傾けると「艇のほぼ全部が出るまで、真っ直ぐ後進します」と教えてもらいました。たぶん、船は回転の中心がキールのあたりなので、舵を切ると容易に船首が隣の船に接触するんでしょうね。

セールアップ

セールアップは、すこし沖に出てから。まず、メインセールから揚げます。ジブはある程度、どの風位でも揚げられますが、メインは、船を風に立てないと風をはらんであげられないので。

逆に、ジブが揚がったら、トリムは今度はジブから行います。メインは基本的に、ジブの風の影響下にあるから、です。ややこしい。

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沖に出てセールアップ。今回は風が弱かったのでクルーは風下側に

今回は、23フィート艇なので、それほど力はいらないはずなのですが、それでもメインハリヤードを引くのは、少々骨がおれます。自艇では、ウインチハンドルを10インチに変えたので、だいぶ楽になりましたが、こちらは、普通の8インチハンドル。しかも、ロックなしで、容易に外れて飛んでいくので、海に落ちそうです。船は、本当にいろいろですよね〜。

風位によるセールトリム

初心者ですから、あまり風が強いのも困りますが、ヨットはある程度風があった方が安定するので、かえって操船が簡単という面もありますね。そもそも、風位によるセールトリムといっても、風がないと、これはなかなかむずかしいです。

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風をよむU先生。かっこいい

あと、この練習艇、風見がついていません。先生は、青木ヨットでは、風見は使わないので、風位を感じてください、とおっしゃっていましたが、実は、私が最初にヤンマーマリーナ琵琶湖のレンタル艇で乗っていたY23も風見がありませんでした。風見は、ある意味、なくても乗れるので、台風などでとれてしまうと、わざわざ直したりしない、というのが真相なんじゃないかな。でも、Mさんはだいぶ風位の見方にこだわって、先生に質問されていたので、勉強家なんだな、感心いたしました。

タックとジャイブ

個人的には、恥ずかしながら、ジャイブが風下回りでタックを変えることだと、今回初めて知りました。というのは、最初に琵琶湖でヨット講習に通ったころ、先生が「そっち回りだとジャイブしてしまうよ」と言われたので、それ以来、勝手にジャイブ=ワイルドジャイブと思い込んで、ジャイブは避けるべきことなんだと思っていたのです。

といいつつ、タックと思って、ジャイブしていたり、バラバラだったのですが、今回、ハッキリとタックとジャイブの意味がわかった次第です。(遅)

もう1点、ヨットで交わされる号令ですが、シングルハンドだと、黙って操船しているので、何となく気恥ずかしいですよね。で、前回のSDKコースでは、受講生が一人だったので、あまり感じなかったのですが、今回、相方のMさんと各々スキッパー役、クルー役を交代で行ってみて、初めて、あることに気が付いたのです。

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風位を読みながらティラーを操作するMさん

それは「声に出さないと意思が伝わらない」ということです。あまりにも当然なことで、お恥ずかしいのですが、スキッパーがいつ、何を、どのように始めようとしているのか、はっきり言ってくれないとクルーはそんなことは知らないわけですよね。馴れてくれば、各々が、以心伝心、最適な行動をとるという状況もあるかも知れませんけど。

そう思うと、不思議と恥ずかしさが、すっと無くなりました。おもしろいですね。

ヒーブツーによる停船とヒーブツー離脱

これもシングルの悩みのひとつなのですが、セーリングの途中、停船して休憩するのがむずかしいのです。何故なら、セールを下ろすのにティラーを離してマストまで行く必要があるし、そもそもセールの揚げ降ろしは、いろいろトラブりやすいので、できればリスクは避けたいからです。

ヒーブツーについては、前にも少し教えてもらったと思うのですが、今回ようやく、帆を張ったままの状態で停船する技術、ということが分かりました。これはすばらしい。帆船は、帆を降ろすのが大変なので、こういう技術が考え出されたんでしょうね。これを考えた人に感謝状を送りたいくらいです。

しかも、ヒーブツーは風がある程度強い方が、安定して停船できるとのことで、願ったり叶ったりなんでよね。風が強いと、緊張しますから、本当にできるなら、ぜひセーリングに取り入れたい技術です。

ヒーブツーのポイントは、アビームの状態で行き足を止め、メインは風下へ流し、ジブは風上側に固定して、風を受け止める(流さない)。ラダーは風上側一杯に固定。これで、船は、舵によって風上に登ろうとする力と、ジブがはらんだ風の抵抗がバランスして、細かく行きつ戻りつ、停船してしまう、という理屈のようです。

ヒーブツーは、次の8の字救助法にも活用されています。

8の字救助法

落水者の救助法は、いろいろあるそうですが、8の字救助法は、ヒーブツーを利用して、帆走のまま安全に停船して救助できる、優れた救助法ということです。

初めて取り組みましたが、Mさんも私も、何度か繰り返し練習して、成功率100%でしたので、確かに優れた救助法なんだと思います。

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8の字救助法(常に落水者の方角を呼称し続ける)

仮にクロースホールドで帆走中に落水者が発生したとすると、8の字救助法の流れは、以下のような感じになると思います。

  1. 落水者発生
  2. ただちにヒーブツータックに入ります。落水者は6時の方向
  3. ポイントは、落水発生ラインより風下に下らないことです。落水者は5時の方向
  4. ティラーを押し、ラフィング。ジブセールは放置。もしアビームより風下方向に帆走していた場合は、速やかにこの位置まで、クロースホールドで切り上がる。落水者は7時の方向
  5. 落水者が8時の方向に見える頃、ジブに裏風が入り始めるので、そのタイミングでメインシートを緩める
  6. アビームに近づくと、メインセールはするすると風下に出ていく。ジブは裏風を受けて膨らむがそのまま放置。落水者は11時の方向
  7. 落水者を正面にとらえ、接近していく。艇速は1ノット程度。ジブに入る裏風でゆっくり進んでいる
  8. 落水者は12時の方向。スキッパーは「ポート側で救助します」と号令し、落水者の直前でラフ。ティラーを押し、船はヒーブツー状態で、落水者のところでピタリと停船する。落水者救助

落水発生から、落水者を見失わないように、方角を呼称しますが、この流れだと、メインシートを緩めるタイミングが、必ず落水者が8時の方向に見えたときになるので、その意味でも、方角の確認が重要になりますね。つまり、その分、スキッパーはティラーの操作に集中できるわけです。

基本的に、8の字救助法は、シングルハンドで実行できる救助法ということです。もちろん、落水を起こさないのが大前提ですが、8の字救助法には、セーリングの重要なスキルがいろいろ含まれているらしいので、そういう意味でも、ぜひ繰り返し練習して、習得しておきたいですね。

帰港・着岸

今回は、2日ともセーリング日和とは言い難いお天気でした。特に2日目は、午前中は雨。昼から晴れたのはいいのですが、完全な無風状態となりました。

2日目は最後に修了テストもあるので、早々に帰港することに。

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完全な凪。風が回復するかディスカッション

この時、大きな風の流れは、南東の風ということで、紀伊山地が風をわけて、風は徳島の方へ。ちょうど関空あたりが凪になっていたそうです。

まあ、仕方が無いので、セールを降ろし、機走で帰港することに。

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セールを降ろす作業にもだんだん馴れてきました

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バースに向かう練習艇(写真は1日目)

最後の着岸は、私がヘルムスマンです。1日目、岸壁にコツンとやってしまったので、少しドキドキしながら、バースに入っていきます。

今回は、まずまずのタイミングで、行き足も止まり、無事に着岸できたようです。後片付けをして、いざ修了試験へ。雨と汗で、服はびっしょりなので、車に戻って着替えをして、さっぱりした気持ちで、試験に取り組みました。

修了試験は、全部で130問。マークシート方式で、今回は記述式はありません。制限時間は60分です。合格ラインは8割。

答合わせはなしで、問題も回収なので、自分の点数はわかりませんが、先生が90点とつぶやかれたので、まあそれくらいでしょう。Mさんは、間違った箇所を確認してもらっていましたが、私は合格すればよいという方なので、もう早く試験のことは忘れたい、という気分です。いけませんね〜。(笑)

 

あと、今回、初めて、Mさんと一緒に受講したわけですが、シングルハンドでない感覚も割と心地よいなと感じました。これは、大きな変化です。

今後のBCC(Basic Coastal Cruising)、BBC(Bareboat Cruising)、ACC(Advanced Coastal Cruising)などのASAのコースは、航行距離も長くなり、荒天や夜間の実習も入ってくるので、3〜4人のチームでの受講でないと、実施ができないということです。つまり、チームの中で、適切な行動ができることが重要になるわけですね。

やはり、日帰りで気ままに一人で楽しむデイセーリングが、私は性に合っていると思うのですが、外洋にも出てみたいし、長距離レースも楽しそうです。そのためには、自分の殻を少しやぶってみるのも、いいかなと。

次はいつ受講できるか、わかりませんが、BBCまでライセンスをとると、地中海などのヨーロッパ各国で通用する国際技能証明書(IPC)の発行をASAに申請できるようなので、とりあえずは、BBCコースの修了が当面の目標です。

 

 

おまけ

今回も、田尻マリーナにほど近い、ホテルアストンプラザ関西空港に宿泊しました。1泊朝食付きで大浴場もあって5000円。往復の高速料金よりも安いので、体も楽だし、なかなか良いです。

スタッフの方も、明るく親切で、気持ちが良いホテルですよ。

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一夜漬け勉強ができるスペースもあります

窓からは、田尻マリーナも望めるので、ちょっとお酒を飲みながら、講習の余韻にひたるもの良いでしょう。

では、皆さんも素敵なヨットライフを。

  

 

青木ヨット ASA BKB 予習ノート

青木ヨットスクール ASA BKBコース は、ASA(American Sailing Association)の「ASA 101, Basic Keelboat Sailing」のライセンス取得を目指すコースです。ビギナーコースの2コマ目ですね。

実は、昨年末に受講するはずだったのですが、大阪・兵庫・京都が緊急事態宣言となったので、一旦延期していただいて、春になってそろそろ大丈夫かと思ったら、また第3波が始まり、ずるずると半年経ってしまったわけです。

で、「宣言」明けの7月に受講しようかと思いきや、皆さん、同じお考えなのか、すでに7月は定員に達していて、迷ったあげく、12月と同じく「宣言」下となるのですが、急遽6月の受講を申し込みました。

大阪も一時に比べるとだいぶ新規感染者数が減ってきましたが、このところ下げ止まっていますね。京都も増えず減らずで、相変わらずですが、オリンピックも無理から開催するようですし、「宣言」馴れもあるかも知れません。

何とか、気をつけて、受講してまいりたいと思います。

 

さて、BKBコースは2日間で、座学、実習、卒業テストを行うので、スムーズな受講のためには、予習が不可欠です。

天候などにもよりますが、BKBコースのスケジュールは、およそ次の様な感じとなっています。大変そうですが、青木ヨットスクールさんは、基本的に内容が理解できるように、また実技が身につくまで丁寧にコーチングしてくれるので、大丈夫、大丈夫と思いつつ、でも、何となく緊張しますね。

 

BKBコースのプログラム

1日目

  • 0930時 指定場所へ集合
    安全装備のチェック
    艇上でロープワークテスト
    ヨットの各部名称テスト
    ドッキング法の海上実習と質疑応答
  • 1200時   陸上昼食
  • 1300時   出港準備項目と手順
    タッキング、ジャイビング手順の机上演習
    ヒーブツーの机上演習
    出港準備
    セーリングでのステアリング海上実習
    海上休憩
    セーリング海上実習
    艇の後片付け、セールの畳み方実習
  • 1700時    解散

2日目

  • 0930時    指定場所へ集合
    各風位へのセーリング机上実習
    出港準備
    各風位へのセーリング海上実習
    8の字救助法海上実習
  • 1200時    陸上昼食
  • 1300時    出港準備
    各風位へのセーリング 海上テスト
    8の字救助法 海上テスト
    艇の後片付け、セールの畳み方実習
    BKB卒業テスト
    卒業テストの評価と質疑応答
  • 1700時    解散

 

コースを申し込むと、事前に「BKBコース予習問題」(A4判6ページ分)をダウンロードできるので、これで予習していくことになっています。

本来は、テキストを勉強してから、予習問題に取り組めば良いのですが、BKBコースの学習範囲は、テキスト『インナーセーリング 1』(青木洋著、舵社)のほぼ全ページ。ちょっと大変なので、予習問題に取り組みながら、該当するテキストの部分を確認する、という感じで、予習を進めました。(汗)

 

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BKBコースのテキスト『インナーセーリング1』と『同 3』(青木洋著、舵社

 

すでに、昨年のSBDコースなどで、勉強したところも多いのですが、ヨットのカタカナ用語がどうも頭に入って来ません。(涙)だいたい、シングルハンドなので、黙って乗ってますしね。まあ、用語は理解の基本ですから、名前があやふやなら、使い方もあやふやということで、いけません。逆に、操船に馴れるにつれて、カタカナ用語も次第に頭に入ってくれるのかも知れませんけど。

 

予習問題を一応終えたので、ASAの「ASA 101, Basic Keelboat Sailing」のコース内容をベースにして、ノートを作ってみました。(米国の法律に該当するところは、日本のものに置き換えています)

こうしてみると、BKBコースが ASA 101 のカリキュラムであることがよく分かります。考えてみると、日本で ASAのライセンスがとれるということは、ありがたいですね。青木校長をはじめ、スタッフの皆さまのご苦労に感謝です!

 

asa.com

 

【知 識】

A.セーリングの基本用語

1.次のヨットの部品とその機能を説明し、識別してください。

  • ハル:艇体
  • デッキ:艇の甲板
  • トランサム:船尾の外板
  • キール:竜骨(またはバラストキール
  • マスト:帆柱
  • ブーム:帆桁
  • グースネック:マストとブームの連結金具
  • バウ:船首(スターンの対語)
  • スターン:船尾(バウの対語)
  • ヘルム:舵を取ること
  • ティラー:舵柄(かじづか)
  • ステアリングホイール:ラダーを操作する円形のパイプハンドル
  • ラダー:舵
  • コックピット:操縦席。ステアリングやシートの操作を行うキャビン後方の座席
  • キャビン:船室
  • スタンディングリギング:静索。マストなどのスパーを支えるワイヤロープ(ランニングリギンの対語)
  • シュラウド:マストを横方向へ支えるスタンディングリギン
  • スプレッダー:シュラウドに角度をもたせる腕木
  • チェーンプレート:デッキやハルにあるリギンを取り付けるための頑丈な金具
  • ヘッドステー/フォアステー:マストを前方に支えるリギン
  • バックステイ:マストを後方に支えるリギン
  • スタンション:ガンネル上に設置したライフラインを支えるための支柱
  • ガンネル:舷側。デッキとハルと接合部(またはその部材)
  • ライフライン:スタンションを通して艇の両舷に張り渡した落水防止用ワイヤ
  • パルピット:バウとスターンに設けてある手すり
  • バウパルピット:バウデッキの周辺に設置した手すり
  • スターンパルピット:スターン周辺に設置した手すり
  • ウインチ:シートやハリヤードを巻き取るための器具
  • クリート:シートやロープを結んで留める金具
  • ブロック:滑車
  • フェアリード/デッドアイ:プラスチック部の穴にシートやハリヤードを通してリードする金具。
  • フェンダー:船体を保護するためのクッション
  • ドックライン:係留ロープ

2.次のセール、セールパーツ、セールコントロールの機能を特定し、説明してください。

  • メインセール:メインマストに揚げる大きなセール
  • ジブ:マストの前方に張る三角形のセール
  • ジェノア:軽風用の大型ジブ
  • ヘッド:セールの頂点。ハリヤードを取り付け、セールを揚げる
  • タック:セールの下前端
  • クリュー:セールの下後端
  • フット:セールの下辺
  • ラフ:セールの前辺
  • リーチ:セールの後辺
  • ダウンホール:セールやスピンポールを引き下げるためのロープ
  • カニンガム:ラフにテンションを加えるためのタック上側のハトメ穴
  • パテン:リーチを支えるためにセールに挿入する板状の骨
  • パテンポケット:パテンを格納するためにセールに縫いつけたポケット
  • ボルトロープ:セールのラフとフットに縫い付けてある細いロープ
  • グルーブ:ボルトロープを通すためのマストとブームに付けられた溝
  • ハンクス:ジブをステーに留めるためのスナップ状の金具
  • ランニングリギン:動索。セールを操作するためのロープ類(スタンディングリギンの対語)
  • ハリヤード:セールを張り揚げるためのロープ
  • メインシート:メインセールをトリムするためのシート
  • ジブシート:ジブをトリムするためのシート
  • ブームトッピングリフト:ブームをマストヘッドからロープやワイヤで吊る仕組み。ブームの高さを保持し、落下を防止する
  • ブームバング:マストとブームを連結し、メインセールのツイストを調節する装備。ブームを下方に引き、風圧でブームが持ち上がるのを防止する
  • テルテール:風の流れを観察するためセールに取り付けた細長い糸やテープ
  • アウトホール:メインセールのクリューを引くためのロープ。セールのドラフトを調節する
  • ドラフト:セールの深さ。「ドラフトを前にする」は、カニンガムやアウトホールを調節して、セールの一番深い部分を前方に持ってくること
  • トラベラー:シートブロックを移動させるためのレール。セールのツイストを調整する
  • ツイスト:セールのねじれのこと。ツイストを大きくするとセール上部から風が逃げる
  • スナップシャックル:ワンタッチで開閉できるシャックル
  • レバーピンシャックル:ピンを穴へ差し込み、レバーをひねることで抜けないようにしたシャックル。ネジ式だと振動などで緩んで外れるリスクがある
  • ローラーファーラー:回転してセールを巻き取る装置

3.次の用語を定義します。

  • ポート:左舷
  • スターボー:右舷
  • フォワード:艇上の前方の部分
  • アフト:艇上の後方の部分
  • ビーム:デッキを支える梁状の骨組み
  • アヘッド:艇よりも前方の方角
  • アスター:艇よりも後方の方角
  • アビーム:艇の真横方向
  • ウインドワード:艇の風上側(リーワードの対語)
  • リーワード:艇の風下側(ウインドワードの対語)
  • ドラフト:喫水(フリーボードの対語)
  • フリーボード:ハルの水面上へ出ている部分の高さ(喫水の対語)
  • ヒール:艇が横方向へ傾くこと
  • ウェザーヘルムセーリング時に風上側へ切り上がろうとする舵の状態(リーヘルムの対語)
  • リーヘルムセーリング時にバウが風下側へ向かおうとする状態(ウェザーヘルムの対語)
  • スキッパー:艇長。航海の最終責任者
  • ヘルムスマン:舵を取り操縦する乗組員
  • クルー:乗組員

 

B.操縦と帆のポイント

4. 図を使用して、次の操縦、帆のポイント、およびその他の用語を説明し、識別します。

  • ヘッドツーウインド:艇を風上に立てた状態。インアイアンと同じ
  • ノーセイルゾーンデッドゾーンと同じ
  • デッドゾーン:クローズホールドでもセーリングができない風上側の風域のこと
  • クローズホールド:いちばん風上側への風位でセーリングしている状態
  • クローズリーチ:クロースホールドとビームリーチ(アビーム)の間の風位でセーリングしている状態
  • ビームリーチ/アビーム:真横からの風位でセーリングしている状態
  • ブロードリーチ:斜め後ろからの風位でセーリングしている状態。長時間でも快適にセーリングできる絶好の風位
  • ランニング:真後ろからの風位でセーリングしている状態
  • セーリング・バイ・ザ・リー:ランニングのセーリング状態で、デッドランの風位をさらに超えた状態。ワイルドジャイブの危険がある
  • インアイアン:バウが風に立って行き足を失い、艇をコントロールできない状態
  • ラフィング/ヘディングアップ:艇を風上側の風位へ向けること
  • ポートタック:ポート側から風を受けてセーリングしている状態(スターボードタックの対語)
  • スターボードタックスターボード側から風を受けてセーリングしている状態(ポートタックの対語)
  • タッキング:風上側へ風位を越えて方向転換すること(ジャイブの対語)
  • ジャイビング:風下側へ風位を越えて方向転換すること(タッキングの対語)

5.次のヘルム コマンドと乗組員の応答を説明し、正しく使用します。

 

タッキング スキッパー クルー
1 タック用意  
2   用意よし
3 タック  
ジャイビング スキッパー クルー
1 ジャイブ用意  
2   用意よし
3 ジャイブ  
リーフ スキッパー クルー
1 リーフ用意  
2   用意よし
3 メインハリヤード下ろせ  
4   メインハリヤード下ろせよし
5 タック掛けろ  
6   タック掛けよし
7 ハリヤード上げろ  
8   ハリヤード上げよし
9 リーフライン引け  
10   リーフライン引けよし
11 メインシートトリム  
12   メインシートトリムよし
13 リーフラインコイルアップ  
14   コイルアップよし
15 クルー戻れ  

 

 

下記の項目 6 から 12 について、必要に応じて図を使用して、海上衝突予防法で定める「衝突を避けるための航法」に関する規則を説明してください。それぞれの状況で「保持船」と「避航船」を識別します。

6.見張り

周囲の状況を判断し、他の船舶と衝突しないよう、目や耳、その他状況に適したあらゆる手段により、常に適切な見張りをしなければならない

7.風向きが異なる帆船(右舷/左舷)

右舷からの風で帆走しているヨットが保持船、左舷からの風で帆走しているヨットが避航船となる

8.風が同じ側にある帆船(風下/風上)

風上側のヨットが避航船、風下側のヨットが保持船となる

9.ポートタックの帆船が風上側の帆船のタックを識別できないとき

風下側のヨットがポートタックで帆走中、風上側のヨットのタックを識別できないときは、他の船の邪魔にならないようにする。(保持船ではない)

10.追い越し

前方のヨットを追い越そうとするときは、追い越すヨットが避航船となる

11.互いに正面から接近する動力船

双方が避航船となり、互いに右に舵を切って、衝突を避ける

12.右舷の動力船と別の動力船

相手船を右舷側に見る船が避航船となり、右旋回、速度を落とす、停船などにより、衝突を避ける。(原則、左旋回は避ける。相手船の針路を横切ってはならない)

13.危険信号への対応を含め、商業交通の近くを航行する際に取るべき適切な行動を説明してください。

 

 

C.航路標識

14.浮標式を、色、形、灯色によって特定し、意味を説明します。

15.安全な水域についての浮標式を特定し、意味を説明します。

[参考資料]

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主な浮標式(『小型船舶操縦士 学科教本 Ⅰ 』舵社 より)

 

D.安全装備と手順

16.法定安全備品について説明します。

  1. アンカー
  2. 係留ロープ
  3. 救命浮環
  4. 信号紅炎
  5. バケツ
  6. 工具
  7. 船灯(マスト灯、両色灯)
  8. 黒色球形形象物
  9. ライフジャケット
  10. 消化器

17.航海灯の設置について説明します。

  1. 夜間、帆走中の全長7m以上12m未満のヨットの航海灯の表示方法
    →マスト最上部などに三色灯を表示
  2. 夜間、機帆走中の全長7m以上12m未満のヨットの航海灯の表示方法
    →白色の全周灯および舷灯または両色灯を表示
    ※機帆走中のヨットは、機走と同じ
  3. 夜間、機走中の全長7m以上12m未満のヨットの航海灯の表示方法
    →白色の全周灯および舷灯または両色灯を表示

18.航海計画の目的を説明し、そこに含まれる情報の例を挙げ、誰に提出する必要があるかを示してください。

航海においては天候の急変、座礁や衝突などの事故、潮流による目的地への到着の遅れなど、様々な不測の事態が起こる可能性があるので、事前に天候、目的地や途中の緊急避難先、航路の状態などについて、十分な情報収集を行い、それに基づいて、時間的にも余裕のある、無理のない航海計画を立てる必要がある。

航海計画にあたっては、「人(知識・経験・技術、そして体力)、もの(船の性能)、環境(天候や潮流、地形など)」の3つの要素を検討する。

また、以下の事項をマリーナや家族などに届けておかなければならない。

  1. 船長および乗組員の氏名、住所、連絡先
  2. 行動予定(目的地、寄港予定地、行動予定時間)
  3. 帰港予定日時
  4. 船名、船の種類や特徴など

19.船の事故をいつ、誰に報告しなければならないかを説明してください。

事故が起きたときは、人の安全確認を第一に行い、救助が必要な場合は、遭難信号により、周囲に知らせる。さらに、海であれば海上保安庁、湖・河川であれば警察に連絡する

20.小型船舶操縦者法に定められた、船舶の運転のための、血中アルコール濃度制限を示します。

呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上

 

【スキル】

E.安全装備

21.ライフジャケットの適切な使用を実演します。

 

F.セーリング

帆装し、セールアップして、以下のラインとコントロールを使用して、適切なセールトリムを得ること。

22.ハリヤードおよびファーリング装置

23.ダウンホールまたはカニンガム

24.アウトホール

25.ブームバング

26.メインシート

27.ジブシート

28.ウインチ

29.トラベラー

30.帆を下げる/巻き上げる/収納する。ラインを適切にコイルする/フレークする/収納する

 

コーチングなしまたはコーチの支援の下で、以下のリストの操縦中に、スキッパーやヘルムスマンの役割で、技能、安全性、優れたシーマンシップ、適切なナビゲーションで、セールが正しくトリムされ、船舶が常に制御されていることを確認すること。

31.離着岸を安全に進める

32.与えられたタックとコースを選択して維持する

33.インアイアンから抜け出す

34.ヘディングアップする/ラフする

35.ベアウェイする/ベアする

36.クローズホールドでセールをトリムする

37.クローズリーチでセールをトリムする

38.ビームリーチでセールをトリムする

39.フリーでセールをトリムする

フリーは、クローズホールド以外の角度で走ることをいう。アビーム、リーチング、ランニングなどの総称。

40.ランニングでセールをトリムする

41.タッキングする

42.ジャイビングする

43.乗組員として、適切な口頭で応答し、上記の操縦中に正しい行動をとってください。

 

G.落水者救助法

44.人が船外に落ちてから、安全に救助するまでの、取るべき正しい行動を説明し、実演してください。

 

H.帰港、ドッキング

45.ドックまたは係留に戻る

46.適切な係留。係留ロープ、フェンダーなどを使用して、船舶を固定します。

 

I.ロープワーク

次のロープの結び方について、それぞれの目的を説明し、実演します。

47.エイトノット(8の字結び)

48.リーフノット(本結び)

49.クラブヒッチ(巻き結び)

50.ツーハーフヒッチ

51.クリートヒッチ(クリート結び)

52.ボーラインノット(もやい結び)

 

ペーパードライバー自主トレです

いろいろ都合があって、来週末、急に青木ヨットスクールの ASA BKBコース受講になったので、「にわか練習」してきました。

ゴールデンウィークに一度、バッテリー充電も兼ねて、ヨットでランチを食べたのですが、風が強く出航せずだったので、2月のセーリングから、早4カ月ぶりの出航。もはやペーパードライバー状態です。(泣笑)

今日は、リハビリにはちょうど良い風のようです。最大瞬間風速4メートル、基本2メートルという感じでしょうか。練習日ということで、シングルハンドなので、ある意味気が楽ですね〜。

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今日は南西の風、2〜4m。練習には良い風です

前回、バッテリー充電してから1カ月ですが、エンジンは普通にかかってくれました。今日はバッテリーチェッカーを忘れたので、数値がわからないのですが、一発始動だったので、フル充電で1カ月は大丈夫なんですね。

出航準備をしていると、ミシガンの出航です。またまた宣言下なので、お客さん、あまり乗ってませんね。コロナ終息は、まだまだ先。経営的に厳しいと思うのですが、明るく振る舞う船内放送がつらいです。何とか、がんばってくださいね〜。

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出航するミシガン。何とかコロナ乗り切ってほしい

出航準備、とは関係ないのですが、1カ月来ないと何せクモの巣がすごいことに。よく知りませんが、海ではこんなことはないと思うので、淡水の琵琶湖ならではでしょうか。淡水ではフジツボはつかないので、その代償ですかね。南湖は夏から秋口にかけて「藻」の大量発生というのもありますけど。

今日は薄曇り。時折、風が強まる予報ですが、こういうお天気の時も、割と風は安定しています。出港時は、風速1mくらいですかね。出港時と帰港時の風速は、私にとっては重要です。風が強いと、シングルでは、やはりセールの上げ降ろしが大変なので。

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今日は薄曇り。大好きな大津のベイエリアです

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今日はリハビリにはちょうどいい風です

すべりだし快調。4カ月ぶりのセーリングで、ドキドキしていたのですが、セールアップも、前回から導入の10インチのウィンチハンドルのおかげか、それなりにスムーズにいきました。風もおだやかに吹いて、リハビリの身には、ありがたい風。次第に緊張もほぐれてきました。

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今日は南西の風。アビームからブロードリーチで帆走します

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ランドマークのびわ大津プリンスホテル

ほどなく、ベイエリアの東端、びわ大津プリンスホテル前に到着。この辺りから、最初のタックの心の準備で、頭が一杯に。(汗)

シングルだと、タックはトラブルメーカーなので、地味に緊張します。今まで経験したのは、ジブシートがフォアステーのターンバックルの付け根に食い込んでしまったのと、ジブシートの巻き付き。ターンバックルへの食い込み対策は、自分で考えたのですが、こんな感じです。

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ジブシートのターンバックルへの食い込み対策

タックの途中で、ジブシートがコントロール不能になると、割と大変なので、これでも真剣に考えました。(笑)

シングルハンドでのタックは、皆さん工夫されていると思いますが、私は立ってティラーを股ではさみ、左右のジブシートを両手でコントロールする、というスタイルです。あまり、本則ではないかと思いますが、いろいろ利点もあります。

  • まず、視界がよい。タック時は周囲の監視が大切ですからね
  • 鵜飼いのように、右手、左手にそれぞれジブシートを持つと、左右のジブシートにテンションをかけながらタックできます
  • 艇の回転とジブシートの返しのタイミングを合わせやすいので、風下回りのジャイブ時でもワイルドジャイブを防ぎやすいです。また、ジブシートの巻き付き防止にも効果的な気がします

今日は南西の風なので、東行きも西行きもアビームとなり、タックは180度回転です。およその目標進路の景色を頭に入れつつ、タック開始。正面は比良山系の山並みです。比良山、個人的に懐かしい響きなんですよね。遠い昔、重い望遠鏡を担いで、天体観測によく登ったので。

ネットでみると、もう比良ロッジも廃業してしまったとか。時代は移り変わる、ということでしょうか。今も何某かのアトラクションをやっているのかな。機会があったら、ぜひまた訪れてみたいですね。

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タック完了。ビームリーチなので、180度回転して西岸を目指します

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比叡山をとらえて快走。ちょっと風が出てきたかな

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今日は学生さんなのか、ヨットがたくさん出ています

予報では3時頃に、少し風が強まりそうでした。大丈夫ですよ〜。帆走中なら。少々ヒールしても、一人なら気楽なものです。

 

 

まあ、今日はリハリビ自主トレなので、淡々と、南湖を5往復程したと思うのですが、風にも恵まれて、良い練習になりました。

青木ヨットスクールは、海なので、また少し違いますけどね。乗っていないと、ペーパードライバーと同じで、妄想が膨らんで、どんどん乗るのが怖くなってしまいますから。出航してしまえば、出来ることはできる、出来ないことはできないだけです。むやみに怖がることはありません。後は、少しずつ、経験を積んでいくしかないですよね〜。

さて、帰港時、またミシガンとご一緒になりました。ミシガンの帰港航路も頭に入っているので、進路変更。ミシガンの後ろにつけました。後方から見るミシガン、絵になりますね。

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併走するミシガン。針路を譲らなければ

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後方から見るミシガンはひときわ美しいです

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今日も無事帰ってきました。右側はびわ湖疎水の取水口

やれやれ、今日も無事に帰ってまいりました。大津港の西隣は、びわ湖疎水の取水口です。実は、ここから京都の蹴上まで続く琵琶湖疎水に、びわ湖疏水船というのが運行していて、毎年この時期にやっている抽選に当たったので、この6月にそのクルーズに乗船できるはずだったのですが、「宣言」延長で、秋に延期となっていましました。オリンピックもありますが、何とか秋には終息に向かっていてほしいものですね。

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大津港に入港。ミシガンもすでに着岸しているようです

今日は、向かい風なので、着岸はあまり心配していなかったのですが、追い風で煽られるのは怖いですが、今日は逆に行き足が止まってしまいました。

少し、エンジンをかけて何とか「あと少し」を詰めました。なかなか微妙なものです。いや、オーバーランよりましです。あれはトラウマになっていますね。

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木部がだいぶ枯れた感じになっています

今日は練習なので、船のメンテはまた後日ということに。チークがだいぶ枯れた感じになってきていますね。梅雨が明けたら、一度、保護材を塗ろうと思います。そういうのは梅雨の前にやった方が良さそうですが、何せ来られていないので。

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桟橋との距離感。なかなか上手くなりました(笑)

フェンダーの空気入れだけはやっておきました。桟橋との間隔もだいぶうまく調整できるようになってきたようです。

全然関係ないですけど、今年は、クーラー(冷風扇)入れようかなぁ。

では、週末の青木ヨットスクールに向けて、しばし一夜漬けの座学に勤しみたいと思います。

 

 

真冬としては絶好のセーリング日和

また2か月ぶりのセーリングです。8月から5回目。これが今の自分のペースなんでしょうね。

でも、クルマの初心者と同じで、2か月、間が空くと、また知識も技術もぼんやりしてきて、緊張が先に立ちます。

船には、バッテリー充電やデッキの掃除などで、時々来ているのですが、船を出す緊張感というのは、全然ちがうものですね。

前日に調べたところでは、今日は昼から風速2m強、西南西の風。気温11度でこの時期としては絶好のセーリング日和です。

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今日のもう一つの課題はバッテリーの充電。12月初めのセーリングで、バッテリーがあがって、バイクでもバッテリーあがりに悩まされていたので、機械音痴の私もにわかにバッテリーに関心が出てきました。

今日は、1月21日に陸電でバッテリー充電してから16日目で、予想では12.25Vくらいに落ちているはずです。だいたい1日0.03〜0.04Vづつ下がっていく感じです。

予測を立ててみると、結果を見るのが楽しみになったりして、本末転倒ではないですが、バッテリー管理が目的化してしまいそうです。(笑)

で、キャビンに入ったら、何はともあれ、新兵器バッテリーテスターで計測してみました。

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ジャジャン。結果は12.15V。予測より0.1V下がっていました。バッテリー残量も60%以上あるようなので、まだ、セルを回すくらいの力はありそうです。まずまず、目論見通りというところ。

前回の教訓から、スイッチパネルは、オーディオとオートパイロットだけオンにして、エンジンスタート。「クィクィクィクィクィクィクィクィ」となかなかかかりません。軽油がエンジンまで届くのに時間がかかるのかも知れないし、もう少しねばってみると、「ドドドド、ブルンブルンブルン」と手応えがあって、少しアクセルをふかしてやると、何とか正常に始動しました。

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今日は、琵琶湖らしい、絶好のセーリング日和です

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誰もいない海〜♪ 後ろを振り向いて写真を撮ったら、航跡が曲がっていました(汗)

 さて、帆を上げようと思ったら、妻はさっそく船酔いでキャビンへ。このまま引き返そうか?と聞くと、まあ、せっかく来たんだしという感じだったので、行ってみますか。

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予報では、西南西の風のはずだったのですが、ほぼ真北から吹いています。いつも、南湖を西から東に横断するので、最初は追い風だなと思っていたのですが、ほぼアビームで快走できそうです。

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かるいヒールに合わせて、ちょっとヒールを楽しんでいるよう。今日は、なんだか娘の機嫌が良さそうです。

さて、ウインチにささったままになっているのが、これも新兵器の10インチのウインチハンドル。8インチより5センチ長く、筋力が落ちている分、最後のひと巻きに力を貸してくれるかなと。

電動ウインチも考えたのですが、あちらは10万円。最後のひと巻きには、ちょっとコスパが悪いなと思い、とりあえず試してみたのですが、半径5センチの違いは大きかったです。トルクは半径の2乗に比例するそうなので、同じ力で回すと1.56倍のトルクをかけられるということかな。(10の2乗/8の2乗=1.56)

これで、当分はセールアップで力負けすることはなさそうです。

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タックして、今度は西岸を目指します。いつものワンパターン

割と順調に、矢橋帰帆島公園沖まで到着。とりあえず、クローズホールドまでヘディングアップして、タック。いつものワンパターンで、今度は西岸へ。

タックの最中に、娘がトイレらしい。あれ?前回もこのタイミングだったような。トイレの止水弁、開けてないな〜。ちょっと手が放せないから、自分でできる? 流さないで置いておいて、と細かい指示。(汗)

キャビンから上がってくると、「きれいな景色〜」と喜んでくれたので、ああ、来て良かったなと。真冬のよく晴れた日の琵琶湖は、私も大好きです。

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右側が比良山。少しだけ雪が残っていました

お礼に?お歌を歌ってくれました。今日は、機嫌がいいなぁ。

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風速2mくらい。それほどヒールもせず、クローズホールドで、気持ちよく西岸までセーリングできました。妻は、いっこうにキャビンから上がってこないので、ちょっと早いけど今日はこれでオシマイ。

今日は、バッテリー充電が目的の一つなので、さっさと帆を下ろして、機走でマリーナに向かいます。

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2月は元々オフシーズンですし、コロナで観光客もまばらですが、琵琶湖花噴水が定刻通り、淡々と始まりました。沖から見るのも、なかなか良い感じです。

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琵琶湖花噴水。沖から見ると山がバックになってクッキリ見えますね

こちらは、琵琶湖疎水の取水口です。ちょうどマリーナの隣にあります。早めに切り上げたので、ちょっと観光気分で。

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琵琶湖疎水の取水口。蹴上浄水場発電所につながっています

帰ってから、調べてみると、琵琶湖では今日のように安定した晴れの日で、風がないと、「湖陸風」が優勢となって、昼間は湖から陸側に向けて3〜4m程度の風が吹く、ということでした。

下は、アメダスの記録した琵琶湖の風向です。午後2時、なるほど湖から陸側に風が吹き出していますね。南湖だと、割と北風の日が多く感じるのですが、この「湖陸風」の影響なのかも知れませんね。

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さて、バッテリー充電の方は、以下のとおり、12.84V、フル充電まで回復できました。本当は、3時間くらいおいて測らないと数値が高めに出るようなので、実際はもうちょっと下なんでしょうね。

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妻と娘は浜大津なぎさ公園へ遊びに。後片付けを済ませてちょっと休憩。夕日の赤みがさした大津港、美しい港です。

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夕日の赤みがさす大津港

いろいろ反省することもありつつ、今日のところは、無事に感謝。

次は、いつ来られるかなぁ。

 

今日もいろいろ失敗しました

また2か月ほどブランクがあいて、久しぶりに来ると、まだふわふわした感じがします。今日もいろいろ失敗しました〜。

この週末は、土日ともセーリング日和。土曜日はやや風が強めでしたが、日曜日はマリーナがヨットレース日なので、こそこそと土曜日にしたのが間違いでした。

2時前くらいまでは、のんびりしたセーリングでしたが、予報通り、2時過ぎから風が出てきました。実際は、たぶん秒速3〜5mくらいなので、大したことはないのですが、シバーするとバタバタとセールが暴れるので、娘が「キャー」と騒ぎます。

やっぱり小さい子には本能的に分かるんですね〜、上手い下手が。(笑)

 

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マリーナに着くと、もう冬の渡り鳥がたくさん来ているんですね。餌をあげる人も多いので、近づくと寄ってきて、ホバリングしながら「何か投げて!」と催促します。パンとか投げてやると、大抵はナイスキャッチ。なかなか上手いものです。

 

さて、この日は出航後、追い風スタート。前回、ブームのトッピングシートがあるのを見つけて、これを緩めておいたので、メインシートを繰り出すとメインセールが大きく開いて、ゆる〜い風を何とか捉えています。

ジブは帆掛船状態で、船首方向にはらはらと大きく膨らんで、何とも力ない感じです。

写真は、船尾方向。左端が大津港、右側が比叡山です。こういう雲間のときは、無風なことが多いですね。波を見ても、風向がわかりませんね〜。

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何とか南湖を横切って、東岸近くまで辿り着いて小休止。正面に見えているのは、矢橋帰帆島(やばしきはんとう)公園。ここまでは、筏に乗っているようなもので、家族もゆる〜い感じです。

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で、例によって、娘がトイレ。ちょっと待ってね、準備があるから。トイレ排水は湖水の逆流を防ぐために、いつもはコックを閉めているので、これを開けて、ハイハイと、トイレを済まさせて、さて水を流そうとスイッチをオン。あれ?反応しない。

何度やっても、無反応です。なるほど、こういうこともあるので、あながち電動マリントイレが良いということもないんだなぁと、妙なことに感心しながら、トイレは新品と聞いていたのに、もう壊れたのかなと、ちょっとブルーに。

まあ、動かないものは仕方がないので、また戻ってから、マリーナのエンジニアのOさんに相談するかと、気を取りなおします。

 

では、戻ろうかと、降ろしていたメインセールを上げるため、とりあえず、オートパイロットをセットしようと思うのですが、あれ?動かない。液晶表示は出ているのですが、ティラーと接続する駆動部分が動作しません。

あれ〜、オートパイロットも故障したのかなと、どんどん落ち込みます。

こうなると、平常心も失って、「あれ?エンジンがかからない…」。セルモーターのバッテリーは反応しています。さすがに妻が突っ込みを入れてきました。

 妻「エンジンがかからないとマリーナに帰れない?」

 私「何とか帰れるとは思うけど、帆走で着岸はむずかしい」

 妻「やっぱりマリーナのやっている時じゃないと絶対だめだね」

 私「そうだね…」

暗〜いムードの中、ふと見ると、妻の足元のエンジンレバーが倒れている!「これや!」何と言うことはない、ニュートラルでないとエンジンがかからない、それだけのことでした。とりあえず、助かった〜。

気を取り直して、機走でヨットを風に立てて、ちょっと妻にティラーをまかせ、メインセールを上げようとするのですが、気持ちが乱れたのか、シートに引っかかること2回。

何とか、さばいて、上がるかと思いきや、上がりきらない。まだ何か引っかかっているのかと、よくよく見てみても、異常なし。結局、力が足らないのかと悟り、更に落ち込みました。(笑)

そうこうするうちに、急に風が出てきて、タック時にジブシートがバタバタとシバーしまくり、少しジブシート出し過ぎていたので、初めてジブセールの巻き付きを経験しました。

前のジブシート引っかかり防止はやったんだけど、これはどうやって切り抜けようか。

とにかく、タックは中止。微妙にジブシートを緩めて、もう一度、シバーさせてみる。

そのうち、何となく風をはらんで、ジブセールが船首方向に膨らんだので、今だ!とジブシートを引き込むと、何とか巻き付きを解消できました。

2本のジブシートを両手で、引きつ緩めつ、なかなか冷や汗ものの作業でした。あんなので良かったのかなという気がしますが、とにかく、ジブシートの出し過ぎは禁物ですね。つねにある程度のテンションをかけておくのが、コツのようです。

 

この日は、2時頃から急に風が強まり、気温も下がったので、ちょっとした前線が通過したようです。瞬間で6メートルの風は、私には少し強すぎます。(汗)

すべてがうまくいっている時はいいのかも知れませんが、いろいろトラブルが起こってくると、ストレスが溜まります。

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往路と打って変わり、湖面もざわざわとして。艇速もそこそこ上がって来ました。

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写真の左方向に、ビアンカの船影が写っていますが、このあと、しばらくしてビアンカとみるみる接近。いわゆるコリジョンコースで、このまま双方直進すると衝突するコースだと思い、こちらが進路変更、右旋回しました。

それは良かったのですが、今度は目の前に釣り船が。しかも、旋回したために、艇は推力を失い、やや強い追い風で針路のコントロールができません。

釣り船は、特に気にする様子もなく、釣りを続けているので、少々あわてて機走に切り替え、左旋回して回避いたしました。

後で考えてみると、ビアンカばかりに気を取られて、右舷方向はよく見ていませんでした。やはり立ち上がって、360度よく確認するのが基本ですね。

 

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そんなこんなで、何となく気力を失ってしまい、マリーナも近づいて来たので、もう機走で帰ろうと思い、とりあえず強引にジブセールを巻き取ろうと思うのですが、強風をはらみ、バタバタと強くシバーするので、また娘が「キャー」と大騒ぎして、こちらもちょっと疲れてきたので、なかなか巻き取れません。

何とか巻き取って、そのままメインも、と一瞬思ったのですが、やはり物理的に無理なので、風に立て直して、またティラーを妻に任せ、メインシートを緩めて、帆を下ろしました。ストロングトラック+レイジージャックは、ストンとメインセールが降りてくれるので、こういう時、ありがたみを痛感します。

 

だいぶ日も落ちてきて、気温も下がり、寒くなってきました。

最後にまだ「着岸」が残っています。今日は、私のバースは追い風にはならないので、オーバーランの心配はありません。マリーナに入ると、降り口のライフラインが閉じたままなのに気づいて、上の方は外せたのですが、下の方にちょっと手が届きません。

まずいな、と思いつつ、桟橋が接近してきたので、そちらに集中。まずまず、うまく桟橋に寄せられたので、やれやれと思いつつ、降りようとしたとき、案の定、下側のライフラインに足をとられて、あえなく桟橋に転倒しました。(汗)

が、そこは火事場の馬鹿力で、飛び起きて、何とか船を止めることはできたのですが、やはり、起こりそうなことは起こるのですね。

こういうこともあるので、バウ用のフェンダーも付けておいたほうが良いかな。

 

さて、キャビンに入って、初めて気が付いたのですが、電源パネルがすべて消灯していました。そう言えばオーディオも消えていましたね。バッテリー上がりです。この船は2バッテリーなので、セルモーターは回ったのですね。

今日は、何も考えずに、スイッチ全部入れたので、上がってしまったのかも。どのくらい充電すると復活するのかな。交換か?といろいろな考えが巡りますが、まあ、とりあえず、全部バッテリー上がりのためと分かって、とりあえずは安心しました。

今日は、どうすることもできないので、また後日来て、バッテリー充電してみることに。

今日も、いろいろと勉強になりました〜。

 

自艇3回目のセーリング。反省することばかり

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1ヶ月半ぶりのセーリングです(9月19日・大津港)

夏はいろいろ休日の予定が入るので、結局1か月半ぶりのセーリングとなりました。だから、というわけではないのですが、いろいろ失敗しました〜。

この日は、まずまずのセーリング日和。週末、そう言えば全然ヨットに乗れてない!と、何となく雰囲気でセーリングすることになったのですが、レンタル艇時代は、何日も前から、お天気や風の予報を熱心にチェックしていたのに、自艇を持ってみると、そういう緊張感が薄れ、「今日はいいお天気だぞ」くらいのゆるい気持ちで大津港に。

行楽気分なので、出航してからお弁当でも食べようと、あたふたとフネを出しました。前回、テストしてみたオートパイロットを設置するのも忘れていたのですが・・・。

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ほぼ無風。お昼も食べてのんびりしたムードに。

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ミシガンが戻って来た。穏やかな湖面だ。

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はじめてのヘルムスマン。なかなか勘がいい。

少し風も出てきたので、セーリング開始。夏休みにクルーザーでハンドルを持たせてみたとき、割と上手に操舵したので、ちょっと娘に舵を取らせてみました。シングルでも、こうしてちょっと舵を持っていてくれると、助かりますからね〜。

 

f:id:p-in:20201004015847j:plainと、余裕をかましていると、ライフラインにぶら下げていたペットボトルの保冷カバーが落水! 微風というものの、風速1mでゆっくり歩くくらいの速度なので、みるみる後方に離れていきます。「あれ〜、どうしようか」

先週、青木ヨットスクールでやった落水者救助訓練が頭をよぎります。テキストでは、帆走中であれば、機走に切り替えてはならない、となっていました。セールを降ろしたり、エンジンをかけたりしているうちに落水者を見失うからです。

あきらめようか、とも思いましたが、幸い風は微風。何とかなりそうな気がして、フネをラフ(ヘディングアップ)し、ヒーブツーの状態で風向をみながら、タイミングをみてベア(ヘディングダウン)。保冷カバーの風上側につけ、乗り降りのためにライフラインを外せる箇所がポート側(左舷側)にあるので、まずそこのライフラインを外し、風に流されながらポート側から落水地点にゆっくりと接近していきます。

テキストにあった「ぶつけなければ落水者を救助できない」という言葉を思い出しながら、保冷カバーをポート側にぶつけ、ティラーを妻に渡して、フネから身を乗り出し、無事、保冷バックを「救助」いたしました。(笑)

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これがクイックリターン法?

さて、気を取り直して、セーリング再開です。この日は100艇近いヨットが出ていて、何のレースかなと思ったのですが、後で調べてみると、19日・20日と全日本学生ヨット個人選手権の近畿北陸予選が開催されていました。

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全日本学生ヨット個人選手権(予選)が行われていた

あれ?湖面をみると少し風が出てきた様子です。まあ、これくらいの風が初心者にはちょうど良い風ですね。

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いい風を受け出したメインセール

しばらくのんびりセーリングを楽しんでいたのですが、ここで2つめの事件が発生。この艇、タック時にジブシートがフォアステーのターンバックルの付け根によく引っかかるんですよね。シートがたるまないように気を付ければ良いのだと思うのですが、また引っかけてしまいました。

こうなると、前に行って外してこなければ仕方がありません。あ−、オートパイロット設置するのを忘れていたなぁと、今更ながらに後悔。まあ、作業自体は簡単なので、すぐに戻ってくるつもりで、娘にティラーを持っててもらい、バウへ。シートを外して、急いで戻ったのですが、ジブがあばれたためか、私が移動したことでバランスがくずれたのか、フネが急にポートサイドにヒール。6歳の娘は必死でティラーを保持して、フネが急回転するのを抑えてくれていました。ごめんごめん、がんばったね〜。

このあたりがなかなかシングルのむずかしいところですね。オートパイロットもティラーを保持するだけなので、風の変化やセールが暴れたりすると、適切なティラーコントロールはできません。娘はこの後、キャビンに入って、怖くて泣いたそうです。あの時、娘がティラーを離していたら、どうなっていたかな。デッドランまで回転して、収まったか、さらに回転してワイルドジャイブとなったか。

とりあえず、フォアステーの付け根に何か詰めておこうと思います。

さて、娘を慰めつつ、再び気を取り直してセーリング再開。

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ちょっと風が出てきたかな。そう言えば天気予報よく見なかったなぁ。

ちょっと風が出てきて、だいぶヒールするようになってきました。雲行きも何となく怪しげで、天気が急変しそうな予感。そう言えば、今日は天気予報をよく確認して来なかったなぁ。前は、帰港前に風が強まるような日は、セーリングを避けていたのに、ちょっと漫然としたセーリングになっているよう。これからは、セーリング計画シートをつくって、天気や風速、作業手順など書き出すようにしよう。

あれこれ思っているうちに、天候はどんどん荒れ模様に。と言っても、まだ風速4〜5mだと思いますが、初心者的には、割と緊張します。

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何となく不穏な天候に。

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湖面もざわざわして来ました。ヨットレースも終わりかな。

割とぐんぐん走りながら、一度タックしようと思ったとき、また事件が起こりました。今度は、風でバウハッチが閉まってしまい、ジブシートを噛んでしまったのです。

当然、ジブシートは引き込めず、緩んだジブセールが強めの風に煽られてバタバタと暴れています。さあ、どうしたものか。まず、フネを風に立て、メインシートを一杯に引き込みます。で、先程の経験もあるので、ティラーは自分が持ち、妻にバウに行ってハッチに挟まったシートを外してくれるよう頼みました。

おかげさまで、シートが外れ、引き込んで何とかセーリング再開。こういう時、一人だったら、やはりオートパイロットは必須ですね。まあ、ティラーを縛ってもいいんですけど。シブが暴れていると、船首がぶれる可能性大なので、機走してなるべく船首を安定させる必要があるでしょう。

まあ、この日はいろいろありました。機走に切り替えて、大津港に向かう途中にも、足がアクセルレバーにあたって、出力が急に上がり、フネを一回転させたり、大津港手前の藻の大発生につかまり、何とか脱出したり、散々でした。(汗)

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ようやく帰って来たよ〜。大津港マリーナ

さて、まだ着岸が残っています。だいぶ収まってきましたが、まだ追い風2〜3mというところ。私のバースからは、離される風向きなので、最後に機走を入れるか迷いつつ進入したので、いつもよりエンジンを切るのが遅れました。

追い風もあって、フネはきっちりオーバーラン。曲がりきれないと思い、慌てて機走を入れましたが、間に合わず、バースの行き止まりにはまりました。

さて、どうしたものかと思っていると、また親切な方にフネを押し出していただきました。で、何とか自バースに収まるものの、あれ?係留ロープのバランスがとれない。慌てていたんですね〜。

何とか係留を終えて、先の方とお連れの方にご挨拶。お連れの方は、ご近所のバースのUさん。助けていただいた女性の方は、今、新西宮でスクールに通われているそうです。いや〜初心者なもので、いや私もですと、ありがちなお話で少し盛り上がりました。どうもありがとうございました!

追い風のときは、行き足を早めに止め、クルッと回転して、機走でバースに寄せるのが正解でしょうね。それか、バックで進入してから、前進に切り替えてバースに寄せるか。

この日は、本当に、色々と反省することばかりのセーリングとなりました。まだ、自艇で3回目のセーリングですから。まずは、事故の無いように気を付けなければ。「何となく」のセーリングはダメですね。

 

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(おまけ)

帰り道、妻が「本当は、だいぶ緊張してた?」と一言。はい、その通りです。心配させないように、平静を装っていても、やっぱりわかりますよね。操船、下手ですから。(笑)