いろいろ都合があって、来週末、急に青木ヨットスクールの ASA BKBコース受講になったので、「にわか練習」してきました。
ゴールデンウィークに一度、バッテリー充電も兼ねて、ヨットでランチを食べたのですが、風が強く出航せずだったので、2月のセーリングから、早4カ月ぶりの出航。もはやペーパードライバー状態です。(泣笑)
今日は、リハビリにはちょうど良い風のようです。最大瞬間風速4メートル、基本2メートルという感じでしょうか。練習日ということで、シングルハンドなので、ある意味気が楽ですね〜。
前回、バッテリー充電してから1カ月ですが、エンジンは普通にかかってくれました。今日はバッテリーチェッカーを忘れたので、数値がわからないのですが、一発始動だったので、フル充電で1カ月は大丈夫なんですね。
出航準備をしていると、ミシガンの出航です。またまた宣言下なので、お客さん、あまり乗ってませんね。コロナ終息は、まだまだ先。経営的に厳しいと思うのですが、明るく振る舞う船内放送がつらいです。何とか、がんばってくださいね〜。
出航準備、とは関係ないのですが、1カ月来ないと何せクモの巣がすごいことに。よく知りませんが、海ではこんなことはないと思うので、淡水の琵琶湖ならではでしょうか。淡水ではフジツボはつかないので、その代償ですかね。南湖は夏から秋口にかけて「藻」の大量発生というのもありますけど。
今日は薄曇り。時折、風が強まる予報ですが、こういうお天気の時も、割と風は安定しています。出港時は、風速1mくらいですかね。出港時と帰港時の風速は、私にとっては重要です。風が強いと、シングルでは、やはりセールの上げ降ろしが大変なので。
すべりだし快調。4カ月ぶりのセーリングで、ドキドキしていたのですが、セールアップも、前回から導入の10インチのウィンチハンドルのおかげか、それなりにスムーズにいきました。風もおだやかに吹いて、リハビリの身には、ありがたい風。次第に緊張もほぐれてきました。
ほどなく、ベイエリアの東端、びわこ大津プリンスホテル前に到着。この辺りから、最初のタックの心の準備で、頭が一杯に。(汗)
シングルだと、タックはトラブルメーカーなので、地味に緊張します。今まで経験したのは、ジブシートがフォアステーのターンバックルの付け根に食い込んでしまったのと、ジブシートの巻き付き。ターンバックルへの食い込み対策は、自分で考えたのですが、こんな感じです。
タックの途中で、ジブシートがコントロール不能になると、割と大変なので、これでも真剣に考えました。(笑)
シングルハンドでのタックは、皆さん工夫されていると思いますが、私は立ってティラーを股ではさみ、左右のジブシートを両手でコントロールする、というスタイルです。あまり、本則ではないかと思いますが、いろいろ利点もあります。
- まず、視界がよい。タック時は周囲の監視が大切ですからね
- 鵜飼いのように、右手、左手にそれぞれジブシートを持つと、左右のジブシートにテンションをかけながらタックできます
- 艇の回転とジブシートの返しのタイミングを合わせやすいので、風下回りのジャイブ時でもワイルドジャイブを防ぎやすいです。また、ジブシートの巻き付き防止にも効果的な気がします
今日は南西の風なので、東行きも西行きもアビームとなり、タックは180度回転です。およその目標進路の景色を頭に入れつつ、タック開始。正面は比良山系の山並みです。比良山、個人的に懐かしい響きなんですよね。遠い昔、重い望遠鏡を担いで、天体観測によく登ったので。
ネットでみると、もう比良ロッジも廃業してしまったとか。時代は移り変わる、ということでしょうか。今も何某かのアトラクションをやっているのかな。機会があったら、ぜひまた訪れてみたいですね。
予報では3時頃に、少し風が強まりそうでした。大丈夫ですよ〜。帆走中なら。少々ヒールしても、一人なら気楽なものです。
まあ、今日はリハリビ自主トレなので、淡々と、南湖を5往復程したと思うのですが、風にも恵まれて、良い練習になりました。
青木ヨットスクールは、海なので、また少し違いますけどね。乗っていないと、ペーパードライバーと同じで、妄想が膨らんで、どんどん乗るのが怖くなってしまいますから。出航してしまえば、出来ることはできる、出来ないことはできないだけです。むやみに怖がることはありません。後は、少しずつ、経験を積んでいくしかないですよね〜。
さて、帰港時、またミシガンとご一緒になりました。ミシガンの帰港航路も頭に入っているので、進路変更。ミシガンの後ろにつけました。後方から見るミシガン、絵になりますね。
やれやれ、今日も無事に帰ってまいりました。大津港の西隣は、びわ湖疎水の取水口です。実は、ここから京都の蹴上まで続く琵琶湖疎水に、びわ湖疏水船というのが運行していて、毎年この時期にやっている抽選に当たったので、この6月にそのクルーズに乗船できるはずだったのですが、「宣言」延長で、秋に延期となっていましました。オリンピックもありますが、何とか秋には終息に向かっていてほしいものですね。
今日は、向かい風なので、着岸はあまり心配していなかったのですが、追い風で煽られるのは怖いですが、今日は逆に行き足が止まってしまいました。
少し、エンジンをかけて何とか「あと少し」を詰めました。なかなか微妙なものです。いや、オーバーランよりましです。あれはトラウマになっていますね。
今日は練習なので、船のメンテはまた後日ということに。チークがだいぶ枯れた感じになってきていますね。梅雨が明けたら、一度、保護材を塗ろうと思います。そういうのは梅雨の前にやった方が良さそうですが、何せ来られていないので。
フェンダーの空気入れだけはやっておきました。桟橋との間隔もだいぶうまく調整できるようになってきたようです。
全然関係ないですけど、今年は、クーラー(冷風扇)入れようかなぁ。
では、週末の青木ヨットスクールに向けて、しばし一夜漬けの座学に勤しみたいと思います。